襷―駅伝から世界へ―

2019年より、箱根・全日本・出雲を中心に大学駅伝情報を随時更新します。また今後は様々なジャンルのブログを開設予定です。

第94回箱根駅伝総括(往路)

第94回箱根駅伝が終わりました!戦前は大会三連覇中の青山学院、出雲駅伝優勝の東海大全日本大学駅伝優勝の神奈川大による三つ巴が予想されたが、本線では青山学院と東洋大の対決となった。それでは今日は往路の振り返り。1区からレースを振り返っていこう。

 

<往路順位>

1.東  洋  大 5:28:29

2.青山学院 5:29:05

3.早稲田大 5:30:25

4.拓  殖  大 5:33:05

5.法  政  大 5:33:06

6.城  西  大 5:33:19

7.日  体  大 5:33:47

8.順天堂大 5:33:54

9.東  海  大 5:34:09

10.中  央  大 5:34:18

11.中央学院 5:34:43

12.帝  京  大 5:34:47

13駒  沢  大 5:36:01

14.國  学  大 5:36:58

15.神奈川大 5:38:04

16.山梨学院 5:38:07

17.大  東  大 5:39:38

18.国  士  大 5:41:38

19.東京国際 5:41:45

20.上  武  大 5:42:22

op.学生連合 5:49:20(参考記録)

 

<1区 区間賞:西山和弥(東洋大) 1:02:17>

順天堂大の主将、栃木渡が積極的に引っ張り、学生連合チームの矢澤、東京国際大の真船を除く19名が集団で走る。16キロすぎに青山学院 鈴木がスパートを仕掛けると、駒沢大 片西、國學院大 浦野らが対応、最後は東洋大のスーパールーキー西山がスパートをかけ、2011年大迫選手以来の1年生による1区区間賞が達成された。

(通過順位)

1,東洋大 2,國学院 3,駒沢大 4,日体大 5,青山学院 6,神奈川大 7,東海大 8,上武大

9,中央学院 10,順天堂大

 

<2区 区間賞:D・ニャイロ(山梨学院)、森田歩未(青山学院) 1:07:15>

先頭の東洋大 相澤がハイペースで飛ばす。そして優勝候補の三校である青山学院 森田、神奈川大 鈴木健吾、東海大 阪口が、前方を行く日体大、駒沢大、國學院を交わして2位集団を形成。その後ろからは順天堂大 塩尻と、早稲田大 太田が追い上げ、さらにその後方から山梨学院 ニャイロ、拓殖大 デレセが追い上げる展開。11キロ付近で東海大 阪口が遅れ、後方ではニャイロとデレセに追いつかれた順天堂大 塩尻が失速。相澤は最後までトップを守り、区間3位の快走。区間賞の森田は3人抜きの2位、ニャイロは13人抜きの4位にジャンプアップした。

(通過順位)

1.東洋大 2.青山学院 3.神奈川大 4.山梨学院 5.拓殖大 6.早稲田大 7.東海大 8.日体大

9.中央大 10.順天堂大

 

<3区 区間賞:山本修二(東洋大) 1:02:17>

2位でスタートした青山学院 田村が猛然と追い上げてトップ東洋大との差を8秒差まで詰めるが、東洋大 山本はそこからギアを上げ、最終的には青山学院との差を広げることに成功し、箱根駅伝初の区間賞を獲得した。後方では早稲田大 光延が3人抜き、東海大 鬼塚も1人を抜いて6位に浮上した。

(通過順位)

1.東洋大 2.青山学院 3.早稲田大 4.神奈川大 5.拓殖大 6.東海大 7.山梨学院 8.中央大

9.順天堂大 10.駒沢大

 

<4区 区間賞:大塚倭(神奈川大) 1:02:21>

先頭を行く東洋大ルーキーの吉川は序盤からハイペースで刻み、2位青山学院 梶谷との差を2分まで広げる。後方では神奈川大 大塚が早稲田大 石田をかわして3位に浮上。さらに後方では駒沢大 高本が3人抜き、國學院 土方が5人抜きで順位をジャンプアップさせた。区間賞は一秒差で大塚が獲得。4年生の維持が実った。

(通過順位)

1.東洋大  2.青山学院 3.神奈川大 4.拓殖大 5.早稲田大 6.東海大 7.駒沢大 8.中央大

9.國学院 10.城西大

 

<5区 区間賞:青木涼真(法政大) 1:11:44>

先頭を走る東洋大 田中を、青山学院2年生の竹石が猛追。芦ノ湯で痙攣を起こすも東洋との差を1分30秒も詰めた。結局東洋大が逃げ切り、4年ぶりの往路優勝。青山学院は36秒差の2位。早稲田大は安井が区間2位の好走で3位。拓殖大は往路最高順位の4位で終えた。

 そして後方では、大きく順位を上げた大学が非常に多かった。14位でスタートした法政大 青木は大平台のカーブからペースアップし、9人抜きで往路5位にジャンプアップした。城西大は櫛部監督が自信を持って送り出した服部が4人抜きで6位に。日体大は当日変更の主将小町が5人抜き。順天堂は山田が15位から8位まで7人抜き。中央学院も4区まで16位と出遅れたが、細谷が5人抜きで11位まで上げた。

 一方で、優勝候補の神奈川大 荻野は低血糖の症状が出て大ブレーキ、順位を15位へ大幅に下げた。東海大 松尾は1時間14分台も順位を3つ下げ、駒沢大は順位を6つ下げた。

(通過順位)

1.東洋大 2.青山学院 3.早稲田大 4.拓殖大 5.法政大 6.城西大 7.日体大 8.順天堂大

9.東海大 10.中央大